ライブアイドル業界を攻略する、戦略の策定と実行

▶ 業界内の競争環境、タレントの力量などを考慮して戦略を立案
活動領域での競合の状況・主なイベントの内容・事業者の力関係などと、自社タレントの力量や希望などから、マーケティング上の目的を設定し、それを達するための戦略を立案。
その際、基軸となるのは当プロダクションの主たる方針である「ビジュアルの活用」ですが、広告業界や心理学、行動経済学、軍事理論などの知見を用いて柔軟に設計します。競争環境や当社タレントを推しているファン・オタクの属性・趣向や、その交友関係・出入り先なども考慮して、より実効性の高いものとします。
特にショーレースなどの案件では、普段から新規ファン・オタク獲得、グラビアコンテンツの拡販のために実施しているSNS上でのビジュアル活用が功を奏すと考えられます。
▶ ファン・オタクとタレントの関係性に関与する独自の「界隈戦略」

旧体制で経営していた小規模のライブハウスでは、アイドルのファン・オタクとの直接のつながりを活用し、情報収集やマーケティングに役立てていました。ライブアイドル業界に無数にあるファン・オタク同士の小規模コミュニティ「界隈」は、構成メンバーの個性や考え方によって、一つひとつ性格が異なり、界隈同士での関係性やファン・オタクが複数の界隈に属しているため、非常に複雑です。
当プロダクションは、同様の事業者の中で唯一、アイドルを介在せず、ファン・オタクとの直接交渉できるチャネルを持ち、界隈マーケティングを実行できます。
ライブアイドル業界に新規参入する大資本が軒並み失敗を喫する理由の一つは、この「界隈」の概念を理解できず、通常のマーケティングを実施してファン・オタクを「マス」として扱ったことにあると思います。
界隈は小規模であるほど、構成メンバーの個性が強く出て、行動経済学や広告の理論などの理論が適用しずらくなり、界隈が大きいと集団としての性質が現れるためマスとして扱いやすくなる傾向があります。しかし、大きな界隈も、小さな界隈がいくつか集まった状態である場合もあるほか、行動原理そのものが一般の社会通念と異なり、影響力のあるアイドル都合で物事が動く特徴があります。
これらを考慮しながら、様々な目的で界隈マーケティングを実施していきます。